『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』

ちょっと遅ればせながら、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』を観てきました。

行く途中で渋滞に巻き込まれ、開始2分前に劇場に入るというヒヤヒヤした状況でしたが、何とか予定どおりの時間でみることができました。

さて、後編ですが、1~8話までを再編集しなければ120分に収まらなかった前編と違い、尺的には当然余裕があるので、ほぼTVシリーズと同様に話がすすんでいくため、「お、ここをこう繋ぐか」、とか「あ~やっぱりカットされたかぁ」などが無く、ある意味物足らない気がしてしまいます。そういう意味では、劇場版としての醍醐味に欠けてしまった編集といえるかもしれません。

また、最大の見せ場である第10話部分についてですが、TVシリーズと同様に、ほむらの無限ループからOPテーマへと繋ぐ演出が再現されていたものの、これについては、TVシリーズならではの演出であったと言わざるを得ないかもしれません。

というのも、テレビでは、視聴者は先週のさやかと杏子の絶望的な展開から、次どうなるのよ?という状況だったにもかかわらず、アバンからいつもと違う雰囲気のもじもじした別人のようなほむらが登場し、いきなりのんびりした日常シーンで始まったため、あれ?1話見逃してる?ととまどいを感じたところから、次第にほむらの無限の悲しみの連鎖が明らかになるにつれ、「そうだったのか!」とカタルシスを感じさせつつ、最後に1話の最初につなげるOPのコネクトが流れて終わり、という流れだったわけです。完璧!

これは、先週から1週間空いて視聴しているという時間差と、約25分でその1話は余韻を残して終わってしまい、次の話を観るにはまた1週間待たなければならないといという、時間的制約があるからこそ成り立った演出だと思うのです。だからこそ、最大限の効果を発揮したのだと。

知ってて観てるからだよ、という意見もあるかもしれませんが、1本の前後のある劇場版のなかでは、そういう意味で演出の効果が薄れてしまったのではないかなぁと思いました。

また、最後のコネクトは余分だったのではないかとも感じました。しかしながら、EDの「ひかりふる」/Kalafinaは曲への入り方も完璧で本当に震えるぐらい最高でした。とても良かったです。

それと、やっぱり何回観てもいいシーンはいいもので、3回も泣いてしまいました。

1つめは、なんといっても「ひとりぼっちは・・・寂しいもんな」です。

もはや、「行きな。コイツはアタシが引き受ける」 とほむらに告げる背中を観ているだけで涙ぐんできますが、そこへ、「心配すんなよさやか。ひとりぼっちは…寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ。さやか」のコンボには毎回泣かされます。

2つめは、避難所でのまどかとママのやりとりです。

まどか「ママはさ、私がいい子に育ったって、言ってくれたよね。嘘もつかない、悪いこともしないって。今でもそう信じてくれる?私を正しいと思ってくれる?」
詢子「絶対に下手打ったりしないな?誰かの嘘に踊らされてねぇな?」

3つ目は、まどかとほむらの別れのシーンです。「あなたは私の、最高の友達だったんだね」で涙腺は崩壊です。

そんなわけで、今から[新編]「叛逆の物語」が楽しみです。でも、まさかこの結末の延長上の話とは思いませんでした。さて、どうなることやら。

 

なお、残念ながら後編来場者特典のフィルムコマは配布終了していました。il||li▄█▀█●il||li

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