フラクタル 第1話 「出会い」

【スタッフ】
監督:山本寛
原作:マンデルブロ・エンジン
シリーズ構成:岡田麿里
ストーリー原案:東浩紀
キャラクター原案:左
キャラクターデザイン・総作画監督:田代雅子
音楽:鹿野草平
音響監督:鶴岡陽太
アニメーション制作:A-1Pictures
プロダクション協力:Ordet
製作:フラクタル製作委員会
【キャスト】
クレイン:小林ゆう
フリュネ:津田美波
ネッサ:花澤香菜
エンリ:井口裕香
スンダ:浅沼晋太郎
【オープニング・エンディングテーマ】
OP:ハリネズミ/AZUMA HITOMI
ED:Down By The Salley Gardens/AZUMA HITOMI


アバン、絵がキレイで雰囲気もいい感じ。パパとママはいったい何者ですか?ついでに犬も。古さを感じさせるヨーロッパ風の世界に、似つかわしくない不思議なキャラクター。自転車に乗りながら手に持つデバイスはipod風ながら立体映像が展開する。
フラクタルとは22世紀の科学をもってネットワーク化された数兆の計算機の総体です。・・・途中省略・・・すべての人々が平等に基礎所得を受け取ることができます。働かなくても生活が保障される争いとは無縁の世界。フラクタルこそが人類が産み出した22世紀の神なのです」ベーシックインカムが社会資本として体系化された世界ということでしょうか。
しかし、そのフラクタルシステムが確立された時代は、いまや古典。教科書に書かれた世界が実現した未来。誰かと触れ合わなくてもたいていうまくやっていけるが、ちょっと退屈な世界。面倒なことといえば、祈りの時間。
瞬きせず見つめる先から飛んできた女の子(まんまメーヴェに乗ったナウシカみたいでした)。追いかけるほうも、テンプレのような黒づくめ。クレインが自転車で走って追いかけていく様は、さながら、飛行船を見に海岸線を走る魔女宅のトンボのよう。
転んだ弾みでプレイヤーのイヤフォンが外れ、スピーカーから流れる音楽。微笑む少女。当然、一目ぼれです。「そんなはずないってわかってる。でも、思ってしまったんだ。彼女は飛べるかもしれないって」
ここでOP。
崖をつたって少女を助けにいくクレイン。少女はケガをしています。家に連れ帰り、パパとママ(ドッペル)を消しますが、少女はそれが不愉快そう。
やっぱり手伝ってくださいと裸で現れた少女の背中に薬を塗っていると、クレインの部屋の(おそらく)PC類を見つけ、「これは素晴らしいですね。ものに込められたひとつひとつの思いと時間を感じます。」と話すフリュネ。自己紹介してたのね。
眠ってしまったフリュネですが、起きてすぐにプロジェクターの電源を入れます。映し出されたのは実際の父母と赤ちゃんのころのクレインの映像。
「昼の星に願いを捧ぐなら、クレインの笑顔よ永久にと」
現れた救急車。ですが、緊迫感まるでなし。次は旅の者。その次はセキュリティ。家に入ってからの探し方もオーバーアクション。見つからないとさっさと引き上げますが、えーっ服があったのにもっと探さないのですか。
丘の上の教会址は電波が届かないため探せないようです。「この時代に生きる人は縛られることを嫌い、特定の家も持たない」「この時代に生きる人って。ねぇキミ」「わたしは誰か、何者なのか」いつか教えてくれればいいとクレイン。
「守ってもらいな」そのまま眠りこけてしまったクレインが目覚めるとそこにフリュネはいない。胸にはブローチが。
「昼の星に願いを捧ぐなら、夜の星にさようならを告げ」るようにフリュネは去り、かわりに「どおーーんっ!」出てきたのは赤毛の女の子。さてどうなる。
にほんブログ村 アニメブログへ←ポチっと押していただけるとうれしいです。