STAR DRIVER 輝きのタクト 第20話「描かれたあの日の虹」

「久しぶりに見るな。イヤ、いつも見ているか。」
バニシングエージの部屋に飾られた絵に「描かれたあの日の虹」と同じ南十字島の夕焼け空にかかった虹を見つめるカタシロ。プロフェッサーシルバーとサイバディの復元について話すニードルスターとウィンドウスター。ヘーゲントの復元はシルバーが開発しているシステムの実証実験のため復元作業が遅れており、最終調整が終わるまであと1週間は必要とのこと。ということは、今週は出番なしかな?
いつもどおり禊の儀式を行うワコ。気配を感じ振り向くとそこにはカラスの姿。なんか前からのショットはエロいぞ。なるほど、キャメルスターが第1フェーズの能力で乗り移ったカラスか。
場面はバニシングエージの部屋へ。ゼロ時間が解除された瞬間にこの島が核攻撃を受ける可能性はゼロじゃないよね?とスティックスターが議長に問う。科学ギルドの計算によるとサイバディは核ミサイルの攻撃にも耐えられると議長。皆水の巫女の封印が解かれる瞬間にはサイバディとアプリボワゼしておいたほうが安全だと気づくキャメルスター。つまり自分が封印を解除するばいいってこと。
キャメルスターはヘッドに隠し事が多すぎるとしかけますが、逆に戦う順番を決めるダーツでかなりの腕前にもかかわらず負け続けていることを指摘され、皆にサイバディの復元シークエンスのリスクを避けるためわざと負けていたと気づかれます。
証拠もなく疑うのはよくないと議長にたしなめられ、詫びるヘッドですが、不敵に笑う笑い方に議長は昔ツナシ・トキオと出会った頃を思い出します。
海岸でトキオとリョウスケが出会います。
雨の中、親が決めた許婚であるソラを迎えに行くリョウスケ。ダッシュボードの懐中時計はタクトが持っているものか?リョウスケは大学の研究室で極秘プロジェクトにかかわっていた。「止めて。」「こんなキレイな虹初めて見た。」ソラの左手がリョウスケへと伸びるが、触れることなく止まる。こりゃまたみごとな虹だねと現れたのはトキオ。トキオの絵に一瞬で魅せられたリョウスケです。
「絵っていうのはいいね。その瞬間にしかない思いを永遠に残すことができる。」
「ツナシ・トキオくん。どうしてキミのサインが『R』なんだい?」
「オレの雅号だよ。未来の名前、かな。そんなことより、ソラさんをオレに描かせてくれないか。あの美しさは永遠に残す価値がある。」
場面は戻ってスガタの家の手伝いをするタクト。中庭で居眠りをするのはワコ。近寄っていったスガタがおもむろにワコにキスをします。目覚めたワコとスガタが談笑する様子を見つめるタクト。
喫茶店で勉強をするケイトに近寄ったのはリョウ先輩。マスターが居なくなった瞬間に「綺羅星!」一応お約束ですから。
ケイトがひが日死の巫女であることに気がついたリョウ。「なぜヘッドはキミの封印を解かないのかな?」
サカナちゃんの首輪を見て過去を思い出すカタシロ。「お前は彼女を愛しているのか・・」
水槽越しにトキオとソラが唇を重ねる様子を見つめるリョウスケ。これから3人で町へ繰り出そうというリョウスケを無視するかのようにソラは部屋を出て行きます。
この町の地下で発見されたオリハルコン素体を人知れず復活させようとする秘密結社の存在とリョウスケがそのメンバーであることを知ったトキオ。「よそ者のお前がどうやってそれを知った!」なぜか、だんだん絵とイーゼルが増えていく・・・
「オレの家にもシルシは継承されていた。」というトキオの告白に驚くリョウスケ。しかし、トキオの父はそれを継がせなかったらしい。本当にソラのことを愛しているのか?と問いただすリョウスケ。トキオはシルシを手に入れたいと願っているがそれは望んだからといってなれるものではない。胸のシルシが光るとともに、リョウスケの頬に左目から流れる血が伝います。
地下でマキバ・シンゴからシルシをもらうとリョウスケに話すトキオ。シブヤの説明によると、島に伝わる王と巫女以外のシルシは持ち主の意思によって継承可能とのこと。
「今日からオレはトキオじゃない。ミヤビ・レイジだ。」
時は戻ってシンゴが眠るヘッドの部屋。シブヤ「反応する周期が短くなっています。覚醒が近づいているようです。」部屋の外にはキャメルスターのカラス。「そうか、ヘッドもサイバディ復元のリスクを畏れてる。だから、あのシンゴとかいう少年から新しいシルシとサイバディを継承できるようになるまで、フェーズが進むのを止めてるんだ。」つまり皆水の封印を破るまで待つ必要はないということ。
タクトのもとに現れたケイト。カラオケでの件を黙っててくれたことにお礼を言うケイト。またしても背後にはキャメルスターの憑依したハブの姿が。突然、タクトがハブに噛まれます。手早く傷口をしばり、毒を吸い出すケイト。なんかエロイ・・・。
救急車の中で血清を打たれた瞬間にゼロ時間に突入。スガタがタクトの様子がおかしいことに気づきます。なんとかアプリボワゼしたタクトですが、颯爽登場!とはいきません。
この瞬間を狙っていたキャメルスターのギメロック。スターソード、コレイユ!「その体でどこまでもつかな?」ギメロックの上半身が分離してワコを狙い皆水の封印を破ろうとしますが、ニードルスターがコフライトで阻止します。「どういうつもりだよ!ニードルスター!」「それはこちらのセリフだ!ウィンドウスターのサイバディが動かないのに勝手にゼロ時間を解除するな!」仲間割れのチャンスに乗じて、タウ・ミサイルでギメロックを撃破。
学校の中庭でじゃれあうタクトとワコとスガタの3人を見つめるカタシロ。ワコのポケットからこぼれ落ちたあの懐中時計。
そして過去。シンゴはトキオにシルシを与えることなく眠りについてしまったよう。アイツの描く絵が好きだったが、野心にとらわれた今のトキオには絵もソラのことも心に無いとソラに話すリョウスケ。
「子どもがいるんだろ?」リョウスケはソラに問いかけます。トキオは変わっていなんかいない、アナタこそ私のことなんてなんとも思ってなかったでしょうと言うソラに対し、そんなことはないとソラの写真が入った懐中時計を見せるリョウスケ。
その後ソラは島を出て行き、生まれた子どもをトキオの父親に預けたあとの消息は不明とのこと。
リョウスケはシルシをトキオに譲ると言います。トキオとソラのことを見ないようにしていたら左目が見えなくなったとのこと。
再び今。「なあ、どうしても思い出せないんだ。ソラはいつこの島から居なくなったんんだ?」トキオの時間はゼロ時間に囚われたまま止まっている。

次回予告「綺羅星十字団の科学ギルドが作り出したオーバーフェーズシステム。サイバディを現在の第3フェーズ以上の状態にするコンディションにする脅威の新兵器だ。」
次回第21話「リビドーなお年頃」


レイジとカタシロの過去の出会い。タクトの母であるソラとの3角関係。タクトの出生の秘密と懐中時計が実はもとはカタシロのものであったこと。そして、ヘッドの部屋に眠る少年の正体と、ヘッドにシルシを与えたのがカタシロであったこと。また、ヘッドの狙いが判明したことにより、バニエングエージのメンバーそれぞれの思惑と行動が動き出すなど、盛りだくさんの回でした。
しかし、以前のエントリでまさかの2クール挟んで来秋からの第2期やる気じゃないかと書きましたが、次々週ぐらいの予告終わりに「今秋映画化決定!」とか出るんじゃないでしょうね?。まさか、ね。
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