仮面ライダー×仮面ライダー鎧武＆ウィザード天下分け目の戦国MOVIE大合戦

「仮面ライダー×仮面ライダー鎧武＆ウィザード天下分け目の戦国MOVIE大合戦」を見てきたので、備忘録的に感想を。

鎧武をウィザードをどのように絡ませるのかと思っていたら、始まったのは「仮面ライダーウィザード～『約束の場所』」なるほど、前半は独立したウィザードパートなのね。

仮面ライダーウィザード～『約束の場所』

すべてを喰らいつくし自らの力と変える力を持つファントムオーガにドラゴンを狙われる晴人たちの前に現れたのは消えたはずのコヨミ。エンゲージリングを奪われた晴人は自らのアンダーワールドでオーガとの決戦に挑む。

テレビ最終回に続く、本当の意味での最終回としてコヨミへの想いに区切りをつける意味でもいいラストだと思います。コヨミへの想いの置き場所を見つけることができた晴人は、ようやく前を向いて歩いて行けることでしょう。というより、ここまでテレビシリーズでやるべきなのでは？

そして、何といっても復活したコヨミが可愛すぎたことと、白い魔法使い姿の不慣れさが可愛らしかったことに尽きます。これだけでも見る価値あり。

そして、オーガを倒し帰ってきた晴人たちの前から、突然現れた怪物にビーストが喰われて連れ去らるところから後半パートへ突入。

『戦極バトルロワイヤル!』＆『戦国MOVIE大合戦』

鎧武やバロン、龍玄、黒影、グリドンたちによる戦極バトルロワイヤルの最中に現れた亀裂のなかから、舞を狙う怪物を追って飛び込んだ先は武神と呼ばれるライダーたちが天下を狙って戦いを繰り広げる戦国時代だった。そして、鎧武と龍玄の前に現れたのは鎧武と同じ姿をし、すべてのライダーたちを倒そうとする武神鎧武だった。はたして紘汰は何を守るために戦うのか。

天下を狙う戦国武将を守る守護者としてライダーたちが武神として戦うという設定はユニークですが、ライダー同士が戦うという設定にはちょっと抵抗がありました。また、敗れた武神ライダーがウツボカズラ怪人に吸収されてしまうのも見ていて辛いものがありました。

見どころは、やはりＣＭでもあったように、鎧武たちがレジェンドライダーたちのロックシードを使ってアームズチェンジした姿でしょう。

鎧武ウィザードアームズ、バロンオーズアームズ、龍玄Ｗアームズ、斬月フォーゼアームズのヘンテコな姿はぜひテレビシリーズでも期待したいところです。各フォームのキター！感は半端じゃないですし、龍玄の背中にぶら下がったWの顔の間抜けぶりは一見の価値あり。

物語の構成としては、設定を含めて唐突すぎの感が否めない第二部でしたが、テーマは「何のために戦うのか」ということでした。

今のところダンスチームの縄張り争いの域を出ず、力を得たにも関わらずゲーム感覚が抜け切らない紘汰が、仲間や人の死を目の前にして覚悟を決め、誰かの希望の為に戦う決意を新たにした晴人がその手助けをするといった展開はなかなか良かったですし、今後のテレビシリーズの紘汰にも影響を与えそうです。

そして、最大の見せ場は、斬月兄貴がフォーゼアームズにおいて「宇宙〜キターーー！！」と言ったかどうかではないでしょうか。言ったかどうかは見てのお楽しみということにしておきます。