「映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち」:感想
「映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち」を観てきました。
前作に引き続き、NewStageとしての2作目です。
今回はオールスターズ恒例の横浜ではなく、妖精の国が舞台でした。
メインキャラは妖精の国のグレルとエンエンで、2人の友情をテーマとして描いた作品です。
もはや全員にスポットを当てることは不可能なので、おのずと総勢32名のプリキュアたち(と、その妖精たち)も活躍に差がでてきます。
【そりゃ主役ですもんね】
・ドキドキ!プリキュア(ハート、ダイヤモンド、ロゼッタ、ソード)
・スマイルプリキュア!(ハッピー、サニー、ピース、マーチ、ビューティー)
ここまでは当然順当な結果です。変身バンクもあれば必殺技もあります。
【準主役級ぐらい】
・ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMaxHeart(ブラック、ホワイト、シャイニールミナス)
これが、今作の最大の見どころといっても過言でないかもしれない。まさかの第1作目のここでの大フィーチャー。久しぶりの「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」に震えました。ルミナスの「ルミナス・ハーティエル・アンクション」までありましたからね。
【見せ場&重要な役割あり】
・ハートキャッチプリキュア!(ブロッサム、マリン)
・フレッシュプリキュア!(パッション)
・スイートプリキュア♪(ビート)
この辺りから、グループ全体ではなく、単体での扱いになってきます。ハートキャッチのブロッサムとマリンは戦闘シーンでの活躍とセリフも結構ありましたし、マリン(えりか様)の顔芸は健在でした。
パッションとビートの2人は、かつてはプリキュアの敵であったものの、その後仲間となったという共通の境遇を活かし、取り返しのつかないことをしてしまったと後悔するグレルに対して、「やり直すことはできる」と諭す役割として登場しました。このシーンはうるっときました。この2人でなければ言えないセリフです。
【見せ場あり(セリフなし)】
・ハートキャッチプリキュア!(サンシャイン、ムーンライト)
セリフこそありませんでしたが、今にも落ちてくる妖精の国の太陽を食い止める役割として、太陽と月の力を持つプリキュアとして登場。
【アクションのみ】
・Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo!(ドリーム、ルージュ、レモネード、ミント、アクア、ミルキィローズ)
・ふたりはプリキュアSplash Star(ブルーム、イーグレット)
・フレッシュプリキュア!(ピーチ、ベリー、パイン)
・スイートプリキュア♪(メロディ、リズム、ミューズ)
完全に空気とまではいいませんが、アクションシーンは出番がそこそこあったし、妖精たちから各キャラの紹介されてました。「あれがブルームとイーグレットだよ!」みたいな感じ。
これだけ数が多ければ仕方がないことですが、今回はなぎほのひかりにスポットが当てられたことで、旧作ファンも納得かもしれません。
前回のNewStageのときに、キャラによって変身バンクがないどころかセリフすらないなど、あまりに扱いに差が出てきたことに戸惑う声も多かったと思います。事実自分もそうでした。でも、こうして続けていくなかで、全員じゃなくても、その時々に応じてスポットを当てるキャラを変えながらやっていこう、ということなのかもしれません。と、今回のなぎほのひかりを見ながら思いました。
【個人的な見どころ】
・キュアピースの「私たちも一緒に戦いたいなぁ」との呼びかけに対し、キュアソードが「よろしく先輩」と返し、ピースが目をキラキラさせながら「よーし、先輩頑張っちゃうぞ~!」と張り切るシーン。しかも、その後のピースサンダーは驚かないバージョン。
・「直球勝負上等!」キュアマーチの無限マーチシュート
・プリキュア全員で歌うロングバージョンのEDステージは必見
あと、一番知りたいのは、「タルト先生、その『プリキュア教科書』はどこに売ってるのでしょうか?」